50歳から楽しむマスターズ陸上

マスターズ陸上(M50 100m)を楽しむ。日々の練習日誌や雑感を書き残します。

ランジウォーク

カカトの痛みで走れないので、グランドではひたすらランジウォークをやっている。

某動画で、「ケガで走れないときこそ、ランジウォーク」と言っていたのでそれを真に受けたわけだが、50mを真面目にやると泣くほどきつい。

 

自分のランジウォークでは以下の点に取り組んでいる。

 

①走りの基本姿勢を最後まで保つ

 開始前に軸を意識し、肩甲骨を軽く締め直立の状態を作る。

 ランジ中はそこで作った体幹の状態を崩さないようにキープする。

 50mランジするので、ラストの10mは前後左右に体幹がブレそうになる。

 

②カカトを膝の上を通す

 走りにつなげるために、走るフォームの基本を守りながら行う。ランジはしんどいので、足が地面からあまり離れずにやってしまう人も多いが、走りにつながりにくい。

 

③地面を押して脚を前に運ぶ

 前後に脚を開き腰が落ちた姿勢から前に脚を運ぶ際に、後ろの足で地面をしっかり押し、その反発で前に脚を運ぶ。子供たちにこれを意識させようとしてもできない子が多い。普段の地面を押すという感覚が弱いのだと思う。

 

④一点を見る。

 ①の姿勢のキープにもつながるが、ランジ中は前方の一点を見て視線を外さない。

 

⑤使う箇所の筋肉の動きのみを意識する。

 瞑想の一つに「歩行瞑想」というものがあるが、それを応用している。

 歩行瞑想とは、雑念を排して歩くことで起こる、感じることに集中するという瞑想方法。地面についた足から受ける感覚、頬にあたる空気の感覚、呼吸だけを感じ、余計なことを考えないこと(瞑想の専門家ではないので間違っていたら申し訳ない。)と私は理解している。試合で走ると自分の走りだけでなく、周りの選手の位置や音など様々な情報が入ってくることで、焦りや力みが生まれ、走りに悪影響を及ぼすことが多い。歩行瞑想の要領で心を整えながらランジウォークをすることで、自分の体に集中できるようになることを狙っている。

 

⑥身体の後ろ側の筋肉を使う

 フォームや意識を間違うと、モモの前側(大腿四頭筋)を多く稼働させてしまう。

 ハムストリングや殿筋群を使って行えるように姿勢や意識をする。

 

昨晩は休憩を入れながら3本やった。

これが本当に走りに繋げられるのかはまだわからないが、カカト痛が治ることを信じて今できることをやるしかない。